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Blackish House sideA→ 姫崎 藤吾 感想

 

こんにちは!

ずっと気になっていた3年生1人目を無事に攻略致しましたので本日はその感想になります。ネタバレ有り

 

 

 

軽いストーリーを書くと、

感情が分からない怪物は、感情を忘れていた繊細な高校生の男の子でした。感情が分からなかった姫崎は世間が求める姫崎藤吾という役をただただ演じているだけに過ぎませんでした。演技では監督や周りが求める演技をする、普段から演じている姫崎には容易いことでした。本当の彼は無感動のサディスト。でも、そんな彼にも固執してるものがあった。たった1度幼い頃に『感動』を与えてくれた宇賀神澪の演技。彼なら自分の心を取り戻してくれるかもしれない、また感動を与えてくれるかもしれない、そう思った姫崎は宇賀神に固執し続けました。

そんな姫崎や宇賀神と雛ちゃん(主人公)は関わり、姫崎が宇賀神に固執していること、宇賀神は姫崎から離れたい・姫崎に主体性を持って欲しいと思っていることを知り、宇賀神を姫崎から引き離そうと雛ちゃんは考える。そんな所からストーリーはどんどん進んでいきます。

 

 

 

どんなキャラか?

姫崎藤吾(キサキトウゴ)。

雛ちゃん(主人公)ちゃんと同じ高校に通う高校3年生。雛ちゃんの一個上の先輩です。高校では、宇賀神澪や有村乃亜に並ぶスターみたいな存在で登校するだけでキャーキャー言われる存在です。宇賀神や乃亜とは親同士が仲がよかったこともあり、物心がついた時には一緒にいたそうです。宇賀神に対しては乃亜とちょっかいを出して楽しんでる場面も多く見たことがあります。結構腹黒いところもあるように感じます。簡単に言ったら普段はにこにこしてるけど、腹黒いキャラです。

 

 

学年演劇で宇賀神が倒れ、病室に来た姫崎が宇賀神に言った言葉

 


「澪、倒れたんだって?」

彼を見下ろしながらふっと笑う。まるで嘲るような笑みで。

「体調管理も仕事のうちなのに、無様だね」


病室を後にし、雛ちゃんが先程の発言はなんですか?と言った事に対しての姫崎の言葉


「だって澪には不幸が似合うから。孤独、悲しみ、絶望…」

「そういう苦しみにもがく澪は、とても人間らしい。感情に溢れた澪を見てると、安心するんだよ」

 

冒頭に書いた軽いストーリーがここに繋がってくるんですが、宇賀神が苦しむことで演技にも関わってくるからまたパワーアップした宇賀神の演技を見れる…そして、自分も感動が出来る…そんな感じらしいです。とはいえ、藤吾は宇賀神の言ったことには何でも従う、自分の気持ちはただ感動をしたい。それだけのために本当に全部従うんです。狂ってますね。

 


そんな彼の感情がおかしくなった理由は両親が深く関わってきます。

 

幼い頃、姫崎の父は1年のほとんどを海外で過ごしていました。だから、彼は父と過ごすことは無かった。母とは一緒に住んでいましたが彼女は有名な女優。だから家にいることもほとんどない。朝、家政婦が作ってくれたご飯を食べて、家庭教師から勉強を教えて貰って、夜にはまた家政婦が作ったご飯を食べる。そんな一日を送っていたと言います。そして、母はほとんど父がいない状態なので毎日別の男性を家に連れて来ていたそうです。彼は幼いながら母が褒めてくれると思って、手引きをしました。その時だけ、母は藤吾のことを褒めてくれる。だから、藤吾も毎日色んなことを手伝った。たまに帰ってきた父にはそのことがしっかりバレている……。ですが、父が怒るのは藤吾だけ。母には何も攻めずに捨てないでくれと懇願する…。母はそんな父に愛してるという。昨日は別の男に言ったその口で。母に喜んでもらおうと始めたこと。でも、幼い藤吾にはまだ重すぎたんです。そんな彼はいつしか感情というものを忘れていった。


この夫婦どうなっているんですかね。数年前にこういうことも終わったと彼は言っていました。ですが、長い間こんな夫婦を見ていたら誰でも壊れてしまうなって思います。

 


ブラハといえば文化祭が終わった辺りで何か大きな進展があります。今回は……

 

 

「君の手で俺に『感情』を教えて欲しいんだ」

「クリスマス公演までに、君が見事俺の『心』を見つけてくれたら君の勝ち、それが出来なかったら俺の勝ち。どう?」

「俺と恋人になってみるのはどう?」

「ラウールが言っていた台詞を思い出してごらん。『恋』っていうものは、人間が持つ感情の中でもっとも激しいものなんだ、ってね」

「俺が君に恋をする事が出来たら、それはつまり、『心』を見つけられたってことだ」


前々回は友達、前回は恋人ごっこ、そして今回は本物の恋人ときた。本物の恋人だけど役。前回と少し似てるけどちょっと違う。この人は何を考えてるんでしょうか…。

 

 

感情の無かった藤吾は、一言で言うならヤンデレですね。

藤吾自信は雛ちゃんより前から好きだったと気づいていたみたいですが、彼の反応を見ていて、あれは恋愛というのか…?と思いました。

 

明確に藤吾の態度が変わったのは、宇賀神と雛ちゃんが一緒にいた時。

 

雛ちゃんは宇賀神から声をかけられ、ついてきます。そこで雛ちゃんは宇賀神に藤吾との関係について聞かれたことにより、宇賀神に嫉妬していることに気づきます。

 

「2人とも、何をしてるんだ?」

 

いや、怖いよ(笑)ホラーゲームかと思ったよ。

 

 

それから同じ日の放課後の話。

藤吾と帰りたくなかった雛ちゃんは放課後になっても時間をつぶします。そろそろ藤吾もいないだろうと思った雛ちゃんは昇降口へ。

数人の女子達が雛ちゃんを呼び止め、取り囲みました。そこには藤吾に告白していた女の子もいました。

 

彼女達は昼間の宇賀神と藤吾とのやり取りを全部見ていたそうです。

 

「こんな尻軽女が姫崎先輩の彼女だなんて信じられない。私が彼のことを1番想ってるのに!」

 

「どうして姫崎先輩は、あんたなんかを選んだの?どうして、私が欲しくて仕方ないものを……姫崎先輩の気持ちを、あなたが持ってるの!?」

 

「いい気になるんじゃないわよ!あなたなんかより、私の方がずっとずっと上なんだから!」

 

 

薄々感じてました。BADに怯える私はファンに呼び出し食らって刺されるんじゃないかとか、色々考えました。今まで藤吾が擬似恋人になってから朝昼晩付きっきりでいてくれたから全くそんなことは無かったんですよね。影で言われることはあっても直接の対峙は。

 

雛ちゃんはそんな彼女達の話を聞きながらどこか他人事のように聞いていました。

 

(だって、姫崎先輩の一番は……宇賀神先輩なんだから)

 

(姫崎先輩は最初から、私のことなんて何とも思ってないんだから……)

 

本当のことは知らない彼女達はどんどん怒りがヒートアップしていきます。

 

「何をしている?」

 

そこへやってきたのは藤吾でした。

 

「…聞こえなかったならもう一度聞こうか。俺の恋人に、何をしているんだ?」

 

 

登場だけでこんなにも怖いってどういうことなんですかね。

 

 

 

さて、全体的には怖かったなと感じます。

他にも怖めの乙女ゲームってプレイしたことはあるんですが、慣れないですね。相変わらずBADには毎回怯えてますし(笑)感情を取り戻した藤吾は宇賀神や雛ちゃん中心ではなく、自主性もあって、自分の未来もしっかり考えられるそれでいて凄く繊細な男の子でした。

 

話もしっかり作り込まれていて、欲しい時にスチルが出てきたのでそこも良かったなと思います。ヤンデレな藤吾はあまり好きではないですが、感情を取り戻した藤吾は割と好きです。

 

前半藤吾ではなく、宇賀神が若干ぐいぐい来ていたので√間違えた?と思いました(笑)それくらいには宇賀神がかなり関わってきていたので次が楽しみだなーと思います。あとは、乃亜が2人に対してどう思ってるのかが気になります。乃亜√で分かるのかな?そちらも楽しみです。

 

 

今回は少し書き方を変えてみましたがいかがだったでしょうか?前よりは読みやすくなっていると嬉しいです。個人的にはネタバレ無しで上手く書けたらいいなとは思うんですが、中々難しいですね。

 

それでは、次回はラスト!宇賀神澪です!

色んな人の√をするごとにどんどん気になってた、いつの間にか大本命です。彼の闇も若干深そうな予感はしますがそれも含めて楽しみです。

 

それでは、最後まで読んで下さりありがとうございました。また次回!

 

 

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